己との戦い
マラソンのことをこう言いますが、
今日の大阪国際女子マラソンはまさに体現した展開となりました。
また、マラソンが競技として伝統として培われてきたセオリーというものを、
深く考えさせられたレースだったと思います。
レース前は短距離用の調整に終止し、
マラソンの常識を変えると意気込んでいた福士選手ですが、
スタート直後からぶっ飛ばした段階で「こりゃあ無理だな」と。
途中家を離れて戻ってきてみると案の定の展開に。
やっぱりですね、
初マラソンなんだから20キロ過ぎまではペースメーカーに従って、
大きな外国招待選手の後ろについて風を受けないようにして疲労を最小限にして、
35キロ過ぎからタイミングをみてスパートを掛けるというのがセオリーですよ。
雨も降るコンデションの悪い中で、
いくらコース的に快速記録が出やすいと言ってもねぇ・・・。
実績も経験もないのに42キロも体が持つはずがない・・・
トレーナーは失敗した~とか言っているようですが、
見ている側からすれば応援するしないの前に
マラソンなめてないか?と思ってしまったのでした。
そもそも32キロまでしか調整でも走っていないわけで、
そりゃ完走無茶やろとおもっていたら、
前半のオーバーペースもあって30キロでジ・エンド。
完走できたことすら不思議です。
今日はスポーツの深さと厳しさを知ることができて、
実に勉強になった日でした。
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