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2008.02.16

適性無し!

またまたまた不適切発言で世間を騒がせている鳩山法務大臣だが、
今日も火に油を注ぐ発言を行ったようだ。

「警察・検察は冤罪ではないと思っているのを代弁した」

正直言って、この人は何を考えているのかもう分からない。
冤罪は別に真犯人がいるものを指すと思ったと先日釈明したが、
この場合の真犯人は捜査関係者とその体質である。
犯罪も冤罪も必ず真犯人はいる。しかし、形は一つではない。
そのくらい分からないのかと・・・
また、不快になったのならお詫びをしなければならないと発言したが、
発言はそこまででそそくさと引っ込んでいて、
済みませんでしたとか申し訳なかったとか発言を撤回するとか、
・・・頭を1度でも下げたとかしてさえいない。
多分何が悪かったのだろう不思議に思っているだろう。
今回の騒動を不快に思っているかもしれない。

そういえば、去年も法務大臣就任の早々に
死刑になったら執行許可の大臣がわざわざ手を下さずとも
自動で執行許可のハンコが押せるようにと発言したなぁ。
悪いことをした人を裁く死刑囚にとっての最期の償いのためとは言えど、
刑務官も仕事とはいえ人の命を奪う行為である。
良くも悪くも命の重さは皆に平等で重いものだ。
大臣たるものその重さを感じながらハンコを押してもらいたいものである。
人を殺すという事実だけは、殺人犯も大臣も関係なく同じだ。
今死刑制度の是非を問う声が世界中で聞こえているが、
そういうものは関係なく、命の重さを感じてもらいたい。

最低なまでに無思慮な人が今回発言しているのだ。
命の重さも分からないような人が人権が分かるはずがない。
後から火消しに躍起になって口先三寸で釈明したところで、
最早この大臣に適性があると誰が信じることが出来ようか。

恐らくこの騒動に対しても任命者の総理は人事のように言うのだろう。
そんなことがあったの?気をつけないといけないねぇ・・・。
いつもいつも何事に対しても人から聞いたように振舞って、
対岸の火事を眺めるようなことしか言わない総理に物を申したところで、
申すほうがバカみたいだが、罷免すべきである。
こんな人が法治国家の法治そのものを司る法務大臣かと考えるだけで恐ろしい。

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